すみっこマネー大学

【カバー(5253)】20ヶ月で約52.1%下落!ホロライブ運営の物販減収と投資減損で伸び悩み?底値と反転サインを分析

この記事の要点

  • 株価は2025年2月高値3,390円から約52.1%下落し1,625円近辺で推移
  • 主力物販の減収やホロアース関連資産の減損に伴う利益成長の伸び悩みが背景
  • 物販売上の回復や営業利益率改善が2四半期連続で確認されるかどうかが焦点

VTuberグループ「ホロライブプロダクション」を運営するカバー(5253)の株価が大きく調整しています。
2025年2月の高値3,390円から約52.1%下落し、足元では1,625円近辺(2026年10月21日基準)で推移しています。

業績上方修正の発表がありながらも株価が伸び悩む背景には、主力事業の物販減収や大型開発の減損といった懸念が存在します。
本記事では、カバーの現在株価の立ち位置を整理したうえで、今後3〜9か月の中間安値シナリオや12か月後の想定株価レンジ、さらにトレンド転換を見極めるための定量的なモノサシを分かりやすく解説します。

※本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。
投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

1. 【現状の整理】なぜ今、株価は動いているのか?

カバーの株価下落の中心にあるのは、過度な成長期待に対して利益成長と投資成果が追いつかなかったことです。
2026年3月期は売上高が13.7%増加したものの、営業利益は11.8%減少しました。
低回転在庫の除却・評価減 18.56億円 や、メタバース領域であるホロアース関連資産の減損 31.99億円 が発生し、売上成長や開発投資の回収可能性に対する信頼が低下した格好です。

さらに、2027年3月期第1四半期も売上高 88.25億円、営業利益 6.51億円 と減収減益となりました。
売上の過半を占める主力物販が前年同期比 −22.1% と落ち込んだことが影響しています。
タレントの卒業に伴う収益剥落や、トレーディングカードゲーム(TCG)の投入時期、EC移行時の欠品が重なった結果です。

一方、9月24日にはゲーム「hololive Dreams」の好調などを背景に、上期営業利益予想を 19.3億円から35億円 へ上方修正しました。
ただし、通期営業利益予想 70億円 や売上予想は据え置かれており、利益率改善の兆候は見られるものの、主力物販を含めた成長回復の完全な確認には至っていない状況です。

競合のANYCOLORと比較すると、直近四半期の営業利益率はANYCOLORの 約38.4% に対し、カバーは 7.4% にとどまり、制作・開発投資を効率よく利益へ転換できるかが課題となっています。

現在の業績と下落要因
現在の業績と下落要因

2. 【短期〜中期の下値シナリオ】どこまで下落する可能性があるか?

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